カワモト・マニュファクチュアリング株式会社は 公共インフラを支える装置、市場シェアの高い特別仕様の機械装置に用いられる、部品や製品をひとつひとつ手作りしております

それを支えるのが、お客様からの信頼と支援、ひとりひとりのスタッフの誠意と努力です

「ものづくり」の基盤が揺らいでいます

品質不正、技能者の枯渇...その有効な処方箋はもはや存在しないと多くの方が嘆いておられることと存じます

弊社では、2008年からこの時代の到来を危惧して品質の抜本的改善と徹底した従業員モラルの向上に取り組んできました。利益度外視のこの取り組みは、顧問税理士や金融機関の大反対がございましたが、ようやくこの時代に至って再評価を得られるものとなっております

「本当の顧客満足」を実現するためには、弊社のスタッフ全員が、お客様の潜在ニーズを緻密に洞察し、製品を通じてその価値を具現化しなければなりません。そのためには仕事に対する深い傾倒が求められる

その精神を実現する指針が、当社の経営理念である「家族に誇れる職場づくり」です

当社の経営理念には、①家族 ②誇り ③職場 の3つの柱が存在します

①家族のことを考えると、人は「利己的」な存在から、「利他的」な存在へと切り替わります。いまの時代はペットやフィギュアが家族の方がいるかもしれませんが、どれも同じです

②職場は、他人の集まりです。もはや「会社のために」「お国のために」という時代ではありませんが、「仲間のために」というのはカッコいいじゃないですか!なんだか頑張れますよね

③誇りというのは、最も難しい。初心者が「仕事ができた!」と感じても、まだまだ序の口です。そういう「慢心」からスタートして、5年10年と経つにつれ、自分ができることできないことが見えてくる。そうなるとできることに「自信」が持てる。それに対する他人からの称賛を「誇り」として、ぼんやり実感するようになります

これは、誰もが実現できる未来です

責任が重く、大変なのが仕事です。お金が掛かっているからなおさらです。しかし、大事なものを扱うから人は育つ。人が育つと国家が育ち、国家が育つと人類が育つ(進化する)のでしょう

「仕事だから」嫌なことをガマンする。「仕事だから」不正に気が付いても知らんぷりする。本当にそれでいいのでしょうか?

「ものづくり」ほど、公明正大な仕事はないと確信しています。誇りをもって一生涯取り組める、素晴らしい仕事だと思います。だから何年やってもまったく飽きることがないのです

お取引様、仕入先様、協力会社様、弊社で働くスタッフたち。国籍も考え方も違う、多種多様な人の輪のなかで、『家族に誇れる職場』が世の中に広がることを願ってやみません

一緒に、最高の職場をつくりましょう!

~2007年頃~

カワモト・マニュファクチュアリング株式会社
      代表取締役   中野 幹生